本日の抄読会では、「咀嚼能力低下がメタボリックシンドローム(MetS)に関与する」という論文でした。
機序としては、咀嚼能力低下により咀嚼できる食品が制限され、野菜(食物繊維)・果物(ビタミン)の摂取低下と炭水化物の摂取増加が示されてました。
MetSとは、高血圧・高血糖・脂質異常・肥満などの生活習慣病が重なった病態であり、日本人の死亡原因2位である動脈硬化疾患(心筋梗塞・脳卒中など)に繋がるため治療が必要です。
動脈硬化疾患を予防するため、それぞれの生活習慣病を治療することは勿論ですが、歯科と連携することで咀嚼能力を維持することも新たなアプローチとして大事ですね☆